村の芸術家、二人目はクラフトの達人です。
旭志村高永で、理髪店を経営されてる森隆二さんは、幼い頃から自然を
愛し、自然を大切にして来られましたが、そんな思いを形として残せないか
と言う事で、クラフトワークを始められたそうです。
クラフトワークと言っても、色んな種類があるそうですが、森さんは主に天然
の木の良さを生かして、器やバードカービングなどの製作活動を行っておられます。
現在、1年がかりで廃材を利用しての工房造りに取り組まれており、切り込み作業も
一段落して、いよいよ棟上の日も近そうです。
工房が完成したら、これまで作ってきた作品も展示するとの事で、早期完成が望まれる
ところですが、本人はいたってマイペースで「気長に待っていてください」との事でした。

上の2枚の写真は、昨年(2000年)10月27日本渡市で行われた、第13回熊本県クラフト
フェスティバルにおいて、みごと県伝統工芸館賞を受賞した作品で、材料は山桜を利用して
木目を天の川に見立て、貝で星をあしらい、作品名をも天河(てんが)と名づけられたすばら
しい作品です。ちょうど手の平に収まる程度の大きさですが、一般には合子(ごうす)と呼ばれ
小さいながらも、存在感のある作品となっております。
上の3枚の写真はバードカービングで見事に本物のように仕上げられた「ゴジュウカラ」
です。まさに木から生まれた野鳥ですね!
驚いたのは、バードカービングの約束で自然の素材をそのままは使えないので、上の
止まり木の、木の皮や節さえもすべてリアルに再現された物だそうです。
実物は、羽や羽毛の一枚一枚も、まるで今にも飛んで行きそうに見える程見事な作品です。 


森氏は他にも写真やバイクの趣味もお持ちで、次回はそちらの取材も行い、このページ
でご紹介したいと思います。
撮影日 2001.5.01 森 隆二 様宅にて

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