長崎県北有馬町の石橋

長崎県は島原半島に位置する南高来郡北有馬町の石橋を紹介します。


■面無(おもなし)橋■ 撮影:2004.10.31
南高来郡北有馬町今福名 面無 架設:江戸末期〜明治初期
 橋長:12.0m 橋幅:3.4m 径間:3.9m 拱矢:3.0m 環厚:0.43〜0.5m
石橋を架橋する上で最も大事な部分はアーチ石がどれだけ狂いなく頑丈に組まれているかですが、この石橋に限っては
そのセオリーを全く無視した工法になっています。つまりアーチ石部分は自然石だと隙間が出来て振動や水の力で崩れやすい
為、切石を使うのが常識なのですが、ご覧の通りアーチ石から壁石まで全てが自然石で組まれているのです。その上架設から
100年以上経った今でも現役で残っているのです。これは奇跡なのでしょうか?いや、これには当時の優れた石工さんの
計算された技が生かされているのです。写真のように下流側が段落ちになり瀧のように見えますが、この60センチの段差を
付ける事で、橋の下流側の水速を早め石橋への水の抵抗を最小限に防いでいたのです。先人の知恵とは素晴らしいですね!


■坂下(さかした)橋■ 撮影:2004.10.31
北有馬町上下名坂下桶口 架設:明治28年
橋長:20.2m 橋幅:5.1m
すぐ隣に新道が出来たため、こうして民家への進入路として使われています。まだまだ現役で使えそうなしっかりした石橋です。

■元平橋■ 撮影:2004.10.31
北有馬町坂上下名田中 架設:大正10年(1921)
橋長:18.7m橋幅:2.8m
比較的新しい石橋です。付近は公園化され地域住民の憩いの場として利用されています。

■田中橋■ 撮影:2004.10.31
北有馬町坂上下名田中 架設:明治36年(1903)
橋長:13.7m 橋幅:3.9m 径間:9.5m 拱矢:3.9m 環厚:0.47m
石橋の美しさもさることながら周りの景観も一層石橋を引き立たせています。お勧めのアーチ橋です。

■荒田下橋■ 撮影:2004.10.31
北有馬町坂上下名田中 架設:明治35年
橋長:5.6m 橋幅:3.9m 径間:2.65m 拱矢:1.2m 
田中橋のすぐ下流に小川が合流していますが合流点から右手すぐにある小さな石橋です。

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