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熊本県玉名市横島町に現存する全長5.3キロ、総高約7.2メートルという想像を絶する規模の石積の潮受け堤防、
これこそ明治26年(1893)〜明治35年(1902)にかけて積み上げられた
「末広開」「明丑開」「明豊開」「大豊開」
の4堤防です。画像でお分かりのように石積の工法が下から上へと変更されています。これは大正3年、大正8年、昭和2年
の大潮害のため相次いで堤防が決壊したため、その都度より堅固なものに修築し、このような石積が出来上がったわけです。
今となってはこの不思議な組方が芸術的にさえ見えますが、実は先人の苦労と知恵が生み出した文様なのです。皮肉な物ですね・・・
因みに所々に見られるアクセント的突起物は人が登るための石段なのです。
明治時代中期に完成したこれほど大規模な潮受け堤防が現存している例は全国的にもまれで、
有明海干拓の歴史を物語る貴重な近代化遺産として、全5.3キロが一日でも早く国指定重要文化財として認定されることを願っております。

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