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川面に映るその雄姿が、まるでヨーロッパの城郭を思わせる建造物がここ熊本の球磨川沿いに現存しています。
その名は「深水発電所跡」、「跡」とその名にあるように昭和63年に操業を停止した旧坂本村の旧西日本製紙(株)
に電力を供給し続けた水力発電所でした。
基礎部分の見事な石組みと大きく口を開いたアーチは迫力満点、その上にどっかと腰を据えたレンガ造りの建物が
もちろん発電用タービンを備えた発電所遺構であります。
大正10年に操業を開始したこの発電所は、昭和63年の終焉の日まで度重なる戦火からも免れ、実に70年近くもの間
製紙工場に電力を供給し続け、現役を退いた後にも春には山桜や菜の花・秋には紅葉と共に素晴らしい景観を
かもし出していますが、今後は一日も早く文化財指定を受け、後世までその姿を残していって欲しいものです。
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